Kiev Vega

<- prev | next ->

 もう説明は必要ないでしょう。

 ご覧下さい、この大きさ。縦は100円ライターとほぼ同じ。このカメラ自体がライターと偽っても信じてもらえるかも知れない。しかし残念ながらライターの機能はない。火がついたら、これ程素晴らしいアイテムはなかったと思う。実は私はこのカメラの上の方に見えるストロボ接点にライター用のガスを入れようと試みてしまった。ちょっと考えれば、わかるようなものだが、相変わらずバカなことをやってしまう。この点、若い頃から全く進展がない。

 この大きさは、現在のAPSカメラでも勝てないだろう。しかし、困ったことにフィルムは16mmフィルムというものを使う。これはもしかして、16mm映画フィルムなのだろうか。もしそうだとしたら、それを買ってくればとりあえず使用できるわけで、結構楽しめるカメラかも知れない。そうなると現像が問題だが、ベルト式のものを使えば何とか問題なく現像できることだと思う。ぜひ試してみたいところだ。このまま眠らせておくのは惜しい。

 ちなみにこのカメラはソビエト帝國オリジナルではなく、ミノルタ16というカメラのコピーだそうだ。いつものことだが、私はオリジナルを見たことも触ったこともない。コピーものばっかりの人生。それもまた良しとしよう。

 フルマニュアルカメラで、

シャッタースピード: 1/30, 1/60, 1/200

 三段階のみだが、昼中なら、問題ないだろう

絞り : 3.5, 4, 5.6, 8, 11

これだけあれば、結構立派なものである。レンズは何と Industarブランドだ。23mmのレンズ。ちなみにフォーカスフリー:ピント固定だ。とりあえず焦点距離が短いから、パンフォーカスで写るだろうというところ。あぁ、有り難い有り難い。すでに私の部屋の中にも車の中にもインドゥスタールレンズがゴロゴロ転がっている状態で、また一つインドゥスタールレンズが増えてしまった、という感じだ。一度これらのレンズを集めて比較記事を書いてみたいものだが、面倒なので一生実行されることはないだろう。

 機構を見るとこんなものでもちゃんと動いている。いい時代だったんだなぁ。今のKIEVの品質は恐ろしくて、未だに私は Kiev88TTLを輸入することができない。コネはすでに付いているから、ちゃんとした品質ならいくらでも輸入したいところだが、非常に心配だ。困ったものだ。

 このカメラは何に使おうかな。まぁ、普段持ち歩きカメラなら最高だろう。インドゥスタールにはダマされたことがないから写りは心配ない。楽しみだなぁ。

 というわけで、今回はまだ作例がない。しかし、このカメラについてきた説明書がとても素晴らしいので、ぜひみなさんにも紹介したい。すべてロシア語でわかる人は少ないだろうが(私もさっぱりわからない)、その絵を見ているだけで古き良きソビエト帝國を偲ぶことができる逸品だ。それでは、次のページをどうぞ。