Lomo 135 BC
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AGFA HDC 400 Plus
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| LOMOというのは最近はもっぱら LC-Aの事を指すようになってきたが、もともと
LC-Aを指す名称ではなく、レニングラード光学機器というソ連のオプチカル・ファクトリーの名前である。つまりブランド名でその名を冠したカメラというのは結構色々ある。ルビテルもその一つ。 手元の資料によると、 LOMO LC-A since 1983, 35 mm compact camera, like Minox.LOMO-130 A, 35 mm view finder, years 1974-1975. LOMO-135 VS, 35 mm, years 1975-1981. LOMO 135- M, 35 mm, years 1981-1988. BCというのはロシア語表記で、135 VSの事だろう。ちなみに私はキリル文字は全く読めないし、アラビア文字と同じで覚える気も起こらない。こういう心構えは感心できないな。近いうちにNHKロシア語講座でも見て、ちょっとだけでも覚えることにしよう。しかし、私のアシスタントが英語に堪能で、私がいちいちロシア語を覚えなくても充分仕事が進んでいくのだで、今更ロシア語覚え初めても、仕事で使えるようになるまで一体何年かかるだろうか?というのも大きな問題だ。 この時代はまだ LOMOもなかなかまじめにカメラを作っていたようで、ほぼ金属製ボディ。がっしりとした手応えがある。こういうのを「持つ喜び」とでも表現したら妥当だろうか。 このカメラはその独特の機構: 「ゼンマイ巻き上げ」 で有名である。これはなんと説明したらよいだろうか、ゼンマイがついていて、それを目一杯巻き上げておけば(これがなかなかたくさん巻き上げないといっぱいにならない)、8枚ほどのフレームを自動巻上げしてくれるのだ。ワインダーの一形態とでも表現したらよいだろう。物の本によると、ロボットというカメラがゼンマイワインディングを採用していたはず。このカメラを見ていると、あまり実用的だとも思えないな。だからその後廃ったのだろうけど。とりあえず、面白い。なかなかキッチュなカメラである。 気になるレンズはインドゥスタール(インダスター)40mm f2.8がついている。これを見て私はホッとした。ラディオノフ教授だか何だかという名前の聞いたこともない人間が設計した LOMO製のレンズのそのいい加減さは LC-Aやルビテルですっかり懲りているので、もともとエルマーをコピーしたといわれる評判の良いインドゥスタールならその性能は信頼できるだろう。しかも、ジュピター9のように、絞り羽根がたくさんあり(数えてみたら10枚だった)、絞っても円形に近い絞りの形状を示す。やはりボケは美しい。昔のライカレンズみたいに、あまりボケないけど、ピントの合っているところとボケている部分がハッキリしている、そんな感じだ。ちなみに私は古いライカレンズなど持っているわけではなく、それで撮った写真を見たことがあるだけだから、えらそうなことは云々できない。 しかしながら、このレンズは樽型に歪むのを発見してしまった。これはレンズの写りが良いだけにショックだった。ズームでもないのにしょうがないなぁ。まぁ、昔のロシアレンズと言うことで、許してしまおう。 これは、どこかで見たことがある外観だなぁ、と思っていたら、想い出した。フジペットによく似ている。キッチュで、人を食ったようなスタイルなのである。また、ゼンマイが軍幹部(カメラ上部)についているため、巻き上げレバー、ホットシューなどカメラ下部についている。これはなかなかイカした機構だ。ホットシューが下部についているところなどローライ35みたいだけど、天井バウンス・ライティングをやろうなどと思ったら、カメラを逆さまに構えないといけないから、あまり便利な機構でもないだろう。 気になるゼンマイ式ワインディングだが、これがなかなかうるさい代物だ。シャッターをきってシャッターボタンから指を離したとたん 「ガシャン!」 と乾いた金属音が響きわたる。しかも、この巻き上げの勢いがかなり力強いので、フィルムをちぎったりはしないだろうか、とちょっと心配になる。でも、いくらロシア製でも、まぁそんなことはないだろう。でも、ちょっと心配だな。 問題点としては、絞りのレバー。これはハッキリ言ってしまうと、構造的欠陥ともいうべきものだろう。これも、なんと説明したらよいのだろう、レンズのガラス部分のすぐ脇に、非常にいじりにくい形で絞りのリングが存在している(下の写真を参照)。
これは素早い絞りの変更は絶対に不可能。スナップショットでは致命的である。ちなみにシャッタースピードのレバーもちょっといじりにくい場所にある。困ったモンだ。結局、ゼンマイ巻き上げという大使命の前に、このあたりの基本的な操作部分が犠牲になった、と想像してしまうが、たぶんその通りだろう。 しかし、この美しい描写、ぜひとも絞りを開けて使いたいものだ。残念ながら、私は目測ピントがあまりうまくないので、すぐに絞って被写界深度を稼ぎ、あまりボケを出すことができず、悔しい思いをしてしまう。レンジファインダーだったら、もういうことナシだったんだけどな。レアものなので、普段持ち歩くと壊してしまうだろうし、スナップショットもその面倒くさい操作方法のためにあまり使い勝手が良いとも思えないし、ポートレートは目測だと辛いし、、、、 じゃぁ、おまえは一体このカメラで何を撮ろうっていうんだ? と仰られると、困ってしまいますね。さて、ホント私はこのカメラ何に使おうかな。 結局何だかんだ言って、目測でかなりイイ線まで持っていくことが出来るようになり、ほとんどスナップショットに使っている。 色々撮っているうちに、このレンズは立体感の描写がすごい、ということに気付いた。実はひずみを発見した時点で、あと、フィルム2,3本撮ったら早速売り払ってしまおうと目論んでいたのだ。しかし、結局もうしばらく不便を我慢して、このカメラの修行をさせていただくことにした。 お勧めは ISO100を使って、絞りはできるだけ開け目、なるべく近場の被写体を狙う。絞りが浅いと当然ピントが浅くなるので、それはメジャーを持参して距離は実測して合わせる。アップ目で撮影して、後ボケを生かす。これで見事プリントの平坦な画面から像が浮き上がったような写真が撮れます。なるほど、じっくり撮るカメラだったのですね。だったら、簡単なレンジ・ファインダーぐらいつけて欲しかったな。 データ レンズ:Industar 40mm f2.8 シャッタースピード: B, 1/15, 1/30, 1/60, 1/125, 1/250 絞り: f2.8〜f22 ピント目測、露出計なし。 撮影距離:1m〜∞ |